ドラマ陸王原作小説第5章のあらすじネタバレと感想考察



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ドラマ陸王原作小説第5章あらすじネタバレ

 坂本から宮沢の元へ、ソールに使えるかもしれない素材に関する情報が入った。

シルクールという会社が持っている特許技術で、繭を特殊加工したもの。

天然繊維である繭は強靭で軽く、防虫効果がある。型さえ作れば整形は簡単で、しかも環境に優しい。

まさにソールの素材にぴったりで、コストもそれほどかからないと思われた。

問題はその会社が2年前に倒産していて、今すぐには話が進められそうにないということ。

 シルクールの社長である飯山晴之は、地元の高校を卒業した後横浜にある繊維メーカーで10年ほど勤務。

その後、父親が経営していたインテリア関係の会社を継いだ。

そして繊維メーカー勤務時代に思いついたアイデアを元に繭の特殊加工技術を考案、特許を取るに至ったようだが、本業の資金まで使い果たしてしまって倒産。

特許も実用化には至らず死蔵特許となってしまっていた。

 会社が倒産した後、借金に対して法的整理はしたものの、今まで付き合ってきた相手に迷惑をかけたこともあるし、借金を踏み倒した闇金からの報復を恐れていることもあって行方をくらましている飯山。

その境遇に、宮沢は今の自分を重ねてしまう。

 新ソールの開発のために超えるべき壁。

飯山社長を見つけて、繭の特殊加工技術がソールに使えるか検討してもらう。

その上で設備投資ができるかどうかという問題がある。

とにもかくにも話が一段落したところで、坂本から思いがけず、銀行を退職すると宣言される。

会社の実績や担保という過去しか評価しない銀行ではなく、将来性を判断して融資をするような仕事がしたい。

それを実現するために東京キャピタルというベンチャー企業に再就職するのだという。

 そんな話をしてから間もなく、飯山社長と会い、特許技術を新製品に使わせてもらいたいと話をする機会を持つことができた。

しかし飯山は最低年間5千万払えないのであれば諦めろと、話は平行線をたどる。

一度会社を倒産させたものの、まだ一山当てて再起を図ろうという意思を感じさせる飯山。契約できたとしても、今後長く付き合っていける相手なのか。

障害の多さに諦めそうになるものの、今回の素材を越える物に出会えるかもわからず、悩む宮沢。

子供の頃からの付き合いがある富久子さんのお見舞いに行き、相談に乗ってもらった飯山は、飯田にこはぜ屋を見てもらえばいいとアドバイスされる。

飯山に会社を見て知ってもらえれば、話し合いも少しは前進するかと思われたが、結局飯山にはビジネスパートナーになるかどうかは、まず金が払えるという前提があってのものだと突っぱねられてしまう。

ドラマ陸王原作小説第5章感想考察

 5章に入ってまた新しい人物、飯山が登場する。

飯山は『陸王』のこれからを左右するほどのカギを握っている上に、今まででいちばんの曲者。

一波乱も二波乱も起きそうな香りがぷんぷんするのである。

 会社をつぶし、法的整理をしたとはいえ借金を踏み倒したマチキンから逃げ、迷惑をかけた相手から姿をくらましている元社長。

それでも、また一山当てて再起を図ろうとする強かさを持っている。

そんな飯山は、仕事仲間として迎えるには信用できない相手だ。

私だったら絶対関わりたくない。

それでも、彼が持っている特許技術は新しい陸王に必要不可欠のように思われる。

強靭で軽く、防虫効果があって整形も簡単。

しかも環境に優しく、コストもそれほどかからない。

それにしても、それほどすごいものでもチャンスに恵まれなければ死蔵特許となって埋もれてしまう。

人と人との縁は、まさに一期一会。

それを改めて感じさせる。価値があるものは、いつか必ずそれを必要とする人に巡り合う。

大事なのは、チャンスが巡ってきたときにそれをしっかり捕まえることができるかどうか。

そのために、できる限りの努力ができるかどうかなんじゃないかと思う。

私自身、正直に言うと人を見る目に自信はない。

それでも、まずは信じてみる、信じたいと思っている。

人にはみんな、いいところと悪いところがあって当たり前。

ひとつでもいいところがあるのなら、それを認めるところから人間関係がはじまると思っている。

富久子さんの考え方も、同じなんじゃないかと感じた。

たとえ今どんな人間になっていたとしても、飯山が新しいものを発明する為に努力をしたことは事実だ。

新しいものを作り上げた、その根性は嘘じゃない。

真っ直ぐとことんひとつのことに取り組めること、これは誰にでもできることじゃない。

というか、できる人なんて本当に一握りの人間じゃないかと思う。

これから飯山がどう出るか、こはぜ屋とどう関わっていくのか楽しみになってきた。

もうひとつ、銀行員坂本の今後も気になる所だ。

異動してからもずっとこはぜ屋の力になってきた坂本。

今回の素材を見つけて、とにもかくにも飯山と話をするところまでこぎつけたことでも、仕事ができるという印象がある。

状況分析、ゴール設定、実行力。

どれをとっても、うらやましいくらいできる男だ。

今までは銀行員としてお金の面でこはぜ屋を応援するだけでなく、人と人との縁を繋ぐ、その道筋をつける役目を果たしてきた。

転職することでその立ち位置がどう変わっていくのか、坂本の転職がこはぜ屋にどのような影響をもたらすのか。

陸王のこれからと共に、注目したいところだ。

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